介護剃毛

相互関係の為にも

妻のベット上で過ごす時間が長くなり、いわゆる【下の世話】が日常的になり始めたのとほぼ同時に、剃毛処理を始めました。

あまり他の方にこちらから「うちは介護剃毛をしているんだよね」と話す事は無いのでご存知なのは、私以外はほんの一部です。

初見の訪問介護さんや担当看護師さんも驚かれる事が多かったですが、現在では『将来、介護される様になった時の為に』という意味で、VIO脱毛を行う事が ” 密かなブーム ” になっているそうです。(個人的には聞いた事はありませんが)

但し、脱毛と剃毛では感染症などのリスクが全然違います。ましてや、素人が行う施術だと尚更です。

幸いにも約10年間月2回程度の処理を行っていますが、不随意運動による怪我や感染症を起こす事はありませんでした。

始めたきっかけ

当初は普通の下着にパットを入れている程度でしたが、症状の進行に伴ってパンツ式のオムツに変わり、そして全介助になってからはテープ式のオムツに移り替わりました。

そのパンツ式時代に自分だけでは処理が上手く出来なくなって来て、手を貸す様になりました。

そんな中で、不随意運動がある状態で一定時間横を向いたりオムツの中を触らない様にケアをするのは息が合わず時間が掛かっていました。

そこで、少しでもケアを行う時間を短縮する為に【介護剃毛】を始めました。

試行錯誤

始めた当初は段取りが判らず、連携室の方に盲腸施術時に行う・行っていた処置を参考に色々と試してみました。

その中で現在定着している方法は、【洗顔用の泡だて器】と【女性用カミソリ】を使用する方法です。

シェービングクリームなども市販されているのですが、個人的にはセボーテ様が販売されている【美肌ホイップクリーマー】を使用したボディソープの泡が一番扱い易く処理が楽です。

本来は洗顔用なのでしょうが、お湯とボディープや洗顔料を適量入れて泡立て棒を上下させるだけでしっかりとした泡が出来るので重宝しています。

カミソリも種類が多く良く判りませんが、一番扱い易かったのはSchick様が販売されている【ハイドロシルク】でした。

もしかしたらもっと良い商品があるのかも知れませんが、これで怪我なく処置出来ているので、問題無いと思っています。

処置を始めて

結果としては、オムツの処理に掛かる時間が格段に減り、横を向いている時間や拘束を解いている時間が減ったので怪我や汚染のリスクが確実に減りました。

但し、尊厳的な問題もあるので、本人に意志確認が出来るのであれば説明を行う必要があると考えています。

現在の妻は、意思確認・意志表示がかなり難しい状態になっていますが、今でも処置を行う前には必ず説明と意思確認を行っています。

また、怪我をしてしまうと後々の処置が難しい箇所でもありますので、事前にご相談を行っていた方が良いと考えます。

心の声

・「旦那さん、そういう趣味があるんですか?」と聞いた、あの人。その思考が怖いです。深くは聞かないけど。

・足の不随意運動が出ていた時期は少し間隔を空けていた。

・楽なのは本当に楽。おしり拭きなども枚数を使わなくて済むし。

投稿者:

ハンチントン病の介護者

ハンチントン病を発症した妻との約束、【そばに居たい】と言う言葉を胸に約15年の自宅介護を継続中。いわゆる介護鬱にならない様に、心に5段階のスイッチを用意しています。最高?最低?の時は4つ目までスイッチが入った事があります。

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