お互いの体調を整えてドライブ

本格的に寒くなる前に

春夏秋冬の節目に行っている妻とのドライブ。ハンチントン病が進行し続けている現在も、それは続けています。

私は、新しい刺激と慣れ親しんだ刺激。生きる為には両方とも必要だと考えています。新しい物を探すのも慣れ親しんだ物を思い出すのも私は楽しいです。

今回は、鹿児島県鹿屋市のかのやばら園で開催されていた【かのやばら祭り2019秋】にお伺いして来ました。

また、鹿児島県東部に行く際には必ず足を伸ばしている鹿児島県曽於市末吉町で地鶏の炭火焼きを提供されている愛の里さんにお伺いしようと考えていました。

どちらも車イスで利用出来るのですが、寒さを考えると今年のラストチャンスかな?とスケジュール調整を行っていました。

このドライブを行う為に、3日前から妻へ「ドライブに行くからね」と声を掛け始め、妻自身が『どこかに連れて行かれるから自分で自分を守れる様にしっかりしなきゃ!』と私だけでなく妻にも体調管理を促していました。(ホントに”連れて行かれる”と思われていたらもう何処にも行けない(笑))

10月27日の朝、肌寒い部屋の空気に負けそうになりながら隣のベットに寝ている妻の手を握り、発熱をしていない事を確かめて身支度を始めました。

妻の調子と私の調子を確認

オムツを交換する流れで介護浴衣をひん剥いて、昼間の暑さを警戒した半袖のシャツとスカート、靴下を履かせて薬とエンシュアを注入した。落ち着かせている間に、助手席周りをクッションを敷き詰めて暖房を効かせておきます。

前日に再確認していた非常持ち出し袋に携帯用のはさみと吸い口、保険証類一式を追加して、車に投げ込み私の着替えも早々に済ませました。いい感じに妻が微睡始めたのを確認してから介護ベットからお姫様抱っこで車イスに移乗させます。

この時の私の体調でそのままベットに戻るか車に移動するか決まるのですが、問題無さそうだったので車に移乗させて午前9時30分に出発しました。

念の為に、コルセットは積んでおきましたけど。

せせらぎと炭火の音

このままかのやばら園に行っても混んでいそうだったので、先に昼食を済ませてから行く事にしました。

介護ベットでは完全に入眠している感じですが、少し開けた風が冷たいのか眠る事も体調を壊す事も無く地鶏のお店:愛の里さんに到着しました。

この愛の里さんは、妻が自分で歩いていた頃から通い始め、車いすになってからもテラスの車いすでも出入りが出来る『いつもの席』をお借りして利用を続けさせて頂いています。

妻を車に残して先に注文と席の確保を行い、妻を迎えに行く。今までと同じ事が出来る物を見つけてそれだけで嬉しくなりました。

何年も変えない注文内容。焼き鳥と鳥なんこつ、鳥刺し、味噌炊き、おむつび。

これは妻とのデートなので、妻だけエンシュア。ではなく、同じ物を携帯用のはさみとスプーンを使って様子を見ながら食べて行きます。

日頃から少量でも口から食べる様にしているので、食べなれた味はすんなり喉を通る様でした。

因みに、ご飯が引っ掛かりにくくする為に熱々に焼いた焼き鳥をおむすびが入っているお皿にIN。更に、鳥の肉汁と脂を纏わせたご飯を少しづつ食べて貰っています。私が食べると「芋焼酎、お湯割りで!!」と叫びたくなりますが、まだ目的の半分も達していないので我慢。

お店がお昼時で混み始めた頃にお会計を済ませ、「また3月頃に来ますね」と声を掛けて後にしました。来春も一緒に来たいと思います。

薔薇の香りが混ざった寒風

お昼の服薬も済ませ、更に車を走らせてかのやばら園を目指しました。1時間以上車を走らせていたのですが、移動中はずっと起きていて入眠が始まったのはばら園まであと10分の所でした。

係の方に車イスでも乗降車出来るスペースに案内して頂き、降りる準備を始めました。既に入眠が始まっていたので、普通だとそっとしておくのですが、そこは家族介護。折角遠方から遥々来たのに勿体ないと容赦なくお姫様抱っこで車イスに移乗させ散策を始めました。

お昼過ぎだったのですが、薄曇りが続いていて小高い山の上に作られたばら園は肌寒かったです。妻には袖のあるブランケットを羽織らせて入場門を潜りました。

障害者手帳を活用させて頂いて園内に入り、入眠しているを引き回して散策を行いした。色とりどりの薔薇が咲いていて園内中が薔薇の香りに包まれていました。私が見たかったバチカン市国にも植えられている『ヨハネ・パウロ2世』と言う種類は何とか2輪だけ咲いていてくれました。

園の奥へ行くにつれて匂いが気になり出したのか妻も目覚め始め、妻も愛でる事が出来た様です。

時間が経つにつれて風が強くなってきたので1時間ぐらいで車に戻り、家路に着きました。途中で、子供の頃から食べていたタコ焼き&お饅頭屋さんを見つけたのでついつい買ってしまいました。

帰路と帰宅後

帰路の妻は流石に疲れたのか終始眠っていました。ただ、大きな体調変化はなく、無事に自宅へ戻る事が出来ました。

帰宅して着替えなどを行った後は痰の吹き出しが多く、軽い風邪を引いた様な感じでしたが、翌朝にはそれも納まってくれました。

何気ない事の様ですが、2人で新しい時間を作る・今までと同じ事を行えると言う事はとても幸せな事です。病状の進行によって形ややり方は変わるかも知れませんが、出来る限り続けて【今日】を積み重ねて行きたいです。

心の声

・2カ月ぶりに行ったら「久しぶり」と言われた。ハマっていた時は月に2~3回。久しぶりかな。

・写真を貼り付ける勢いで2人の自撮り写真まで貼る所だった。

・安全確保の為、勿論両手は終始拘束。

・もういい加減、衣替えをしないとダメだな。

・可能であれば、次は宮崎県新富町の新田原基地の航空祭へ。

投稿者:

ハンチントン病の介護者

ハンチントン病を発症した妻との約束、【そばに居たい】と言う言葉を胸に約15年の自宅介護を継続中。いわゆる介護鬱にならない様に、心に5段階のスイッチを用意しています。最高?最低?の時は4つ目までスイッチが入った事があります。

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