訪問看護を活用

自宅に他人を入れるという決断

ハンチントン病の様に根本的な治療法が確立されておらず、不随意運動のケアや発語障害から始まるコミュニケーションの低下などで日常の付き添いが難しくなってくると、通院程度の頻度と診察時間ではこちらの疑問や不安点を解決する事は無理だと思います。また、個別の細かい処置を保健所や福祉課の様な行政にご対応して頂く事は出来ませんし、 同じ様な多くの方々をご対応されている病院の連携室やケアマネジャーさんは、その都度時間を空けて頂いてからご相談をしていては対応が遅くなってしまいます。

そこで、私たちは問題点の解決とご助言を頂く為に『 訪問看護 』を活用しています。

訪問介護と訪問看護

訪問介護さんは、 ① 身体介護 ≫ 利用者の身体に直接接触して行われるサービス等 (例:入浴介助、排せつ介助、食事介助 等) ② 生活援助 ≫ 身体介護以外で、利用者が日常生活を営むことを支援するサービス (例:調理、洗濯、掃除 等) ③ 通院等乗降介助 ≫ 通院等のための乗車又は降車の介助(乗車前・降車後の移動介 助等の一連のサービス行為を含む)

私たちの場合、妻が恥ずかしいとの意向があったので、あまり活用していない&これからも活用する予定が無いので、画像に貼ってあるリンクの参考資料をご覧頂いた方が宜しいかと思います。

訪問介護の概要抜粋

訪問看護さんは、 ○ 疾病又は負傷により居宅において継続して療養を受ける状態にある者に対し、その者の居宅において看護師等が 行う療養上の世話又は必要な診療の補助をいう。 ○ サービス提供は、病院・診療所と訪問看護ステーションの両者から行うことができる。 ○ 利用者は年齢や疾患、状態によって医療保険又は介護保険の適応となるが、介護保険の給付は医療保険の給 付に優先することとしており、要介護被保険者等については、末期の悪性腫瘍、難病患者、急性増悪等による主治 医の指示があった場合などに限り、医療保険の給付により訪問看護が行われる。

と規定されているのですが、私たちは怪我や褥瘡の管理と処置。お通じ管理の延長で清拭・洗髪と着替え。(汚れた時のみ)ベットメイキング。風邪や発熱、意識低下など素人の私では判断が難しい場合、自宅に来て頂くか電話でご指示を貰い、必要であれば病院や救急車と現状(バイタル)を前提にした緊急対応をして頂いています。

私たち流の選び方

地元地域に複数存在する訪問看護さんからお願いするステーションを選ぶにあたって、一番重要視したのは自宅からの距離と休日対応の方法でした。

正直、ご対応して頂けるご担当者はその日のスケジュールや対応戸数の増減で変わってしてしまいます。その為、妻の急変時に対応がスムーズに行えるステーションを重点的に絞り込んで行きました。

幸いな事に、私たちがステーションを探し始めた頃に、車で3分ぐらいの所に住んでいる県立病院の看護師さんが退職され、自宅で近くでステーションを開所されました。私は子供の頃から知っているので、拍子抜けする程すんなり決める事になりました。

そこのステーションでは、休日は施設に掛かって来た電話を転送して対応出来る携帯電話を当番制で従事者が持つ事で緊急対応をされて居られます。

訪問看護のケア風景
部屋が汚れているのは昔レイアウトだから。今は・・・。

関係作り

まずお願いするにあたって、妻が患っているハンチントン病についてどこまでご存知かをこちらから質問させて頂きました。それを踏まえた上で、お願いする上で補足している事をお伝えしながら、私たちはこうして来たと言う事をお伝えさせて頂きました。現在では、どうしても介護保険をご利用される方を想定して居られるので、こちらの情報を出すよりまずは、向こうが持っている情報を確認する事がすれ違いを無くせそうでした。

また、病院や施設の様な専門的なルールではなくあくまでも今までやってきた『自分ルール』がどこまでして頂けるかを擦り合わせた方が一番ストレスが無いかなと感じました。

私以外の方全員に向けてのお願いや、メッセージ
左上が服薬などの処置方法、左下はオムツを入れる防臭袋の処置方法

決められた時間の中でご対応頂く事なので、言葉が悪いかも知れませんが期待値を上げ過ぎず、ステーションさんがこういう事なら出来ると言う事から選んでみて、少しずつ【これはどうでしょう?】と問いかけてみました。その際には、難しい事は難しいと言って頂きました。

一番イラっとするは、やれると言われていた事が行われない時【期待からの失望】。これは、介護だけでなく仕事や友人付き合いでも同じ事なので特別な事ではないと思います。また、親身になって頂けるのは従事して頂いている方々のご厚意なので、こちらから過度に求めたり期待するのは違うかなと思います。

究極、病院や施設・ステーション・福祉関係の方々は当事者や家族ではないので、終着地点は身近に付き添う方にしておかないと、今までのご厚意を心の隅に追いやってしまい不満しか残らない = クレーム の道しかなくなるのかなと感じます。

ただ、オムツの処理方法や服薬後の器材の処置、不随意運動がある妻特有のベットメイキングなどここは譲れない『自分ルール』はしっかりと主張しています。訪問時に必ず使う薬や連絡ノートのそばに張り紙をして、しつこいくらい念押しさせて貰っています。

そこまでしていてお願いしている事が出来ていなかった時は、全ての訪問対応の方々がメッセージを残して頂く連絡ノートに書き出して、改善のコメントを頂く様にしています。

心の声

今回は写真が多いな

お世話になってる訪看の場所を貼り出そうかと思ったけど、ここから3分と書いていたのを発見。

値切りと一緒で、「難しい」と言われてからが勝負。しかし、あんまり無理を強いると今までやってくれていた事を斬り捨てられる可能性あり。バランス、バランス。

まあ、長年病院や施設で染み込んだやり方はそう簡単には塗り替えられないし、一軒一軒『自分ルール』が違うので完璧を求めるのは難しい。

ボックスティッシュは元の位置に戻せや!と倦怠期の夫婦みたいな事で怒っていた時期もあったがこれも担当者の性格、その方と結婚しているなら話は別だけど、仕方ない。

投稿者:

ハンチントン病の介護者

ハンチントン病を発症した妻との約束、【そばに居たい】と言う言葉を胸に約15年の自宅介護を継続中。いわゆる介護鬱にならない様に、心に5段階のスイッチを用意しています。最高?最低?の時は4つ目までスイッチが入った事があります。

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