不随意運動を拘束で抑える

ハンチントン病の代表的な症状でもある不随意運動。

妻の場合、ベット上での全介助になっても収まる事が無く、薬を服用しても完全に止める事が出来ないので24時間拘束をしておかないと怪我をしてしまう。

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ハンチントン病は症例が少なく、病名は知っているけど対応された方は多くない病気です。なので、介護経験がある方や福祉に取り組まれている方からもよく『拘束で自由を奪うのは可哀想だから他の対策を取ってあげてね』とご助言を頂きます。また、初めて入院した先などや訪問看護の新しい担当の方に替わった際にも、こちらからしっかりとした拘束をお願いしていても『痛そう』や『きつそう』と気を遣って頂いた結果、下の写真の様に怪我をしてしまうケースがあります。

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入院中に持参した専用の拘束具を使用してもらっていましたが、締まらない様にと緩く拘束をしていた結果、動きが強すぎて拘束具から手が抜けてしまい本人の手が真っ赤になるぐらい顔を叩き続けていました。気が付いた看護師の方から本当に申し訳なさそうな声でご連絡を頂戴しましたが、自宅では何度も経験していた事なので寧ろこちらが申し訳ない気持ちになりました。優しさが(物理的に)傷付ける事になってしまう。

因みに、拘束をせずに手に鍋掴みの様なミトンを着用していた事もありましたが、ミトンで叩き続けた結果、顔中が赤く腫れ上がってしまいました。また。手と顔の間に抱き枕を置いていた事もありましたが、顔を負傷するぐらいの勢いで手が動くので枕を払いのけてしまい上手く行きませんでした。

介護施設や養護・養老施設なので拘束と人権のお話しが出ています。私も、本人の意思を無視したり軽んじた不要・過剰な拘束は行うべきではないと考えています。しかし、一方で拘束をしておかないと本人の意思では抑制出来ない疾患もある事をご理解頂きたいと考えています。

投稿者:

ハンチントン病の介護者

ハンチントン病を発症した妻との約束、【そばに居たい】と言う言葉を胸に約15年の自宅介護を継続中。いわゆる介護鬱にならない様に、心に5段階のスイッチを用意しています。最高?最低?の時は4つ目までスイッチが入った事があります。

“不随意運動を拘束で抑える” への 1 件のフィードバック

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